ステーションに行くと,カーシェアリングの車両の前にはクルマ止めが置かれています。このクルマ止め,カーシェア会社によって形がまちまちだし,そもそも何のためにあるんでしょう?
クルマ止めがあると,いちいち戻さないといけないので面倒臭いと感じるかもしれません。しかし,クルマ止めがあるのにはもちろん意味があるわけです。
何と言っても一番の目的は,まさにその名の通り,他のクルマが停めないようにすること。出かけている間,クルマ止めがデン!と枠の前に居座って,一般車両が間違って停めてしまわないように守っています。なので,出かけるときにはちゃんと目立つように元の場所に戻しましょう。
時々,クルマを出すときに端によけてそのまま出かけてしまって,隅に放置されたままになっているケースを目にしますが,これは心配ですね。もしステーションに戻ってきた時に,右写真(⇒)のように他のクルマが停まっていたら,大変!!コールセンターに対処方法を聞いたり,代わりの駐車スペースを探したりと,かなりの時間をロスしてしまいますから注意しましょう。(もし街中を歩いていてクルマ止めが端に置いたままになっていたら,誤駐車が起きないようそっと戻しておいてあげましょう!)
もう一つは,カーシェアリングの車両がありますよと目立たせることです。カーシェアの予約をして初めての駐車場に行ってみると,カーシェア車両がどこにあるか分からないといったことはありませんか?そんな時に,車両の前にクルマ止めがあるのを頼りに見つけることができます。
それにクルマ止めが置かれていると,一般の人ならおやっ?と見ちゃいますよね。クルマ止めにはサービス名が書かれているので,会員でない人に対してカーシェアリングをPRする看板の役割もあります。ちなみに,カーシェアリングで使用される時は,クルマ止めと呼ばれることが多いようですが,実は駐車場グッズとして「スタンド看板」とか「スタンドサイン」という名前で色んな形状のものが市販されているんですよ。1つで定価1万円以上もするので,間違ってクルマで轢かないようにご注意を!
初期の頃は四角い片方だけに車輪のついたタイプが多かったタイムズカープラスですが,現在は左上写真の円形のタイプが主流です。クルマ止めのロゴが入った部分は反射板になっていて,夜間にライトが当たった時にも良く目立ちます。
オリックスカーシェアは,色んなタイプがありますが,左上写真(小さいですが)のように三角のカラーコーンの上半分が円筒になっているタイプが多いようです。
各社様々な形状のクルマ止めを使用していますね。目立つのはカレコ(左上写真)やD-share(右中写真)で,しかも安定性もありそうです。三角カラーコーンは軽くて移動しやすいですが,強風には弱いですね。
誤駐車防止のために,タイムズカープラスではこんな工夫も。クルマを停める枠の真ん中にでかでかと「タイムズカープラス専用」とか「お出かけ中!!」と書いてあります。左下写真にある後ろの看板も目立ちますね。中には右下写真のようにスタンドではなく,本当のクルマ止めに「カーシェアリング」と書かれている場合もあります。